3年目のピンチ。 |
九州にお住まいのFujingさん
から この記事に 追加の情報
を頂きました。
6/27 下記 追加致しました。
・・・・・・・・・最初の記事・・・・・・・・・・・・・・・・・・
事務局 中ちゃんです。
自分のことですが、今年(退職の3年目)になって急に 20%も、
住民税と 国民健康保険料が高くなりました。
年金収入は 下がっているのに、どうしてそんなに急に高くなった
のか 原因を調べたところ、年金生活者の「3年目のピンチ」とでも
言うような理由を見つけましたので、ご参考になる方もいるかと思い、
ご報告申し上げます。
私(中野在住/妻と2人)の場合・・・・
(年額) 昨年 今年 アップ額
住民税 約14万 → 約17万 約3万
国 保 約31万 → 約37万 約6万
と、いっぺんに 約20%も高くなりました。
以前に 健康保険 のところでも書いたように、住民税は、
住んでる自治体により若干計算式が違いますが、概ね
★前年の所得(確定申告の額) で決まります。
国民健康保険料は、その住民税がベースで計算されます。
そこで、自分の確定申告の所得合計(=総収入*0.75-37.5万)
を再度確認したところ・・・・
(年額) 一昨年 昨年 アップ額(計算上)
所得合計 約270万 → 約290万 約20万
・・・・と、確かに 2011年のほうが 収入が増加したように
なっていました。
然し、こんなに収入が増加した記憶が無かったので、再度 確定
申告を見直しました。
その結果、一見すると収入が増加しているように見えましたが、
実際は下記のように 失業保険(雇用保険/無税)の計算が原因で、
一昨年の所得合計が少なくなっていただけで、確定申告の所得額
とは逆に 実収入は 減っていました。
一昨年(退職の1年目)の実収入概要 (失業保険は 2月まで)
退職年金+失業保険(2ヶ月分)+厚生年金(10ヶ月分)
昨年(退職の2年目)の実収入概要
退職年金 + 厚生年金(12ヶ月分)
失業保険:約20万/月、 厚生年金:約12万/月
一昨年と昨年で退職年金は変わらなかったので、昨年の実収入
は、確定申告とは逆で 失業保険と厚生年金の差額分 約16万
=(20-12)*2 が、減っていました。
確定申告では、失業保険が所得に入らない計算なので、実収入とは
逆に 2ヶ月分の約24万円(上記アップ額20万に相当)が 増加した
格好になり、その結果 3年目の国保、住民税が 9万円も増額になった
・・・と言う訳です。
ポイントは、2年前の失業保険で もし 最大の5ヶ月分(定年退職の
最大支給日数は150日)を 算出の1年で貰った場合、その翌年
(=1年前)は、国保・住民税が約4割? 安くなるが、その次の年が
一機に高く感じる(=本来の額に戻る)と言う訳です。
退職金を貰って運用している方は また 事情が違うと思いますが、
支出が急増する 「3年目のピンチ?」にはお気をつけ下さい。
以上 ご参考まで・・・
・・・Fujingさんからの 追加情報・・・・
こんにちは、Fujingです。
お元気そうで何よりです。
こちらは、相変わらず早朝(AM5:30〜AM6:30)のウォーキングと
月・1回の温泉旅行を楽しんでいます。
6月20,21日は佐賀県の嬉野温泉に行ってきました。
美人の湯で有名な温泉で入浴と同時に肌がつるつるになり、
気持ちよかったです。
1泊でしたが汗を掻きながら4回も入浴しました。
「3年目のピンチ」よくわかります。
私は失業保険を1年延期したので昨年貰いました。
来年は(税金・国保の増加を)実感するでしょう。
また、確定拠出年金も63歳の今年貰えると思いますので、これが
上乗せされてさらに高額になると推察しています。
ただ、私の場合は定年時に退職年金にするか、一時金にするか
検討し、退職年金にすると退職年金に所得税、住民税、国民健康
保険税がかかり大きく目ヘリするため、退職一時金で無税となる
部分はすべて一時金で貰い税金や保険税を極力少なくしています。
このため、
23年所得合計 : 約130万
住民税 :¥4,500(年間)均等割り分で最低
国民健康保険税 :約27万
24年所得合計 : ¥100万以下(失業保険を150日貰った)
住民税 :¥4,500(年間)均等割り分で最低
国民健康保険税 :約19万
(低所得者のため2.5万軽減有)
これから退職金をもらう方は退職年金をどのように貰うか検討
されるのも必要。
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なるほど、退職金を一時金で貰うと、住民税と国保が大幅に安く
なるのですね・・・ 私も もし 一時金で貰ったと仮定して、Fujingさん
と 同様だった場合を 計算してみました。
そうすると、住民税と国保で 何と 年間最大 約38万も 安くなる
ことがわかりました。 (所得税も入れると更に安く・・)
退職後の税金、健康保険料は、具体的に いくらになるか、在職
している時は なかなかわからないものだと思います。
これらの情報が、これから 退職金をどうするか考えている方に、
参考にして頂ければ 幸いです。
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